教育概要
教育目的
重症心身障害児施設に勤務する看護職員に対し、重症心身障害の看護分野における専門的な知識・技術を理論的に探究し、質の高い看護実践活動と指導的役割を果たす人材を育成するための研修を実施する。
教育内容
総180時間
標準カリキュラムの構成と考え方
将来を見据え、互換性のある単位制を導入する
科目 | 科目構成 | 時間 | ねらい |
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専 門 科 目 | - フィジカルアセスメント
- 救急時の対応
- 重症心身障害の医療と看護
- 知的障害と看護
- 脳性麻痺と看護
- てんかんと看護
- 機能障害と看護
- 呼吸障害
- 摂食嚥下障害
- 運動障害
- その他
- 在宅重症心身障害児・者の支援
- 臨地実習・演習
| 90 時 間 6 単 位 | - 重症心身障害の病態整理や治療についての理解を深めるとともに、重症心身障害児・者が豊かに暮らすための看護ケアを探求する
- 看護実践を通して役割モデルを示し、看護・療育スタッフに対して具体的指導ができる能力を養う
- 地域で生活する重症心身障害児・者に対して必要な看護を提供できる能力を養う
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専 門 基 礎 | - 重症心身障害概論
- 重症心身障害児施設の変遷と現代の動向
- 医療福祉制度
- 重症心身障害看護概論
- 成長発達への支援
- 生活・障害・家族を支える看護
- ターミナルケア(看取り)
- チーム療育
| 45 時 間 3 単 位 | - 重症心身障害児・者を理解する上で、必要な基礎理論を学ぶ
- 重症心身障害児・者の生活を支援するための視点や、生活環境の調整ができる基本的知識を身につけ、看護実践に活用できる力を養う
- 重症心身障害児・者のライフステージに即した援助を他職種と協働、連携できる能力を養う
- 重症心身障害児・者の家族に適切な対応ができる能力を養う
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共 通 項 目 | - 看護管理
- 看護管理・組織論
- リーダーシップ・マネージメント
- コーチング
- カウンセリング
- 看護倫理
- 安全管理
- 医療事故防止
- 感染管理
- 看護研究の基礎
- 文献検索・看護研究計画
- 研究計画書の作成
- 研究のまとめ方
| 45 時 間 3 単 位 | - 重症心身障害児・者に質の高い看護を提供するために必要な共通する知識や技術を学ぶ
- 重症心身障害児・者の人権を尊重したケアの提供ができ重症心身障害児・者のQOLの向上のために自律的に行動する看護師としての資質を身につける
- 療育チームの一員として専門的な役割を担い、チーム療育を推進するためのリーダーシップが取れる能力を養う
- 重症心身障害児看護の質の向上を図るために、研究的視点で活動する能力を養う
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合計時間 | 180時間 12単位 |